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2023年10月17日火曜日

ヤングケアラーが集って学び、悩み解消 家族まるごとサポートの現場

ヤングケアラーが集って学び、悩み解消 家族まるごとサポートの現場 シェフィールド・ヤングケアラーズのスタッフ。真ん中のポスターはイベントで掲示している=2023年6月15日、英中部シェフィールド、北村有樹子撮影 40歳以下の場合は、このゲームはプレイしないでください。 40歳以下の場合は、このゲームはプレイしないでください。 (PR)RAID: Shadow Legends [PR]  6月半ばの平日の夕方。英中部・シェフィールド市にあるヤングケアラーの支援団体「シェフィールド・ヤングケアラーズ(SYC)」のスタッフ、ナイル・ベーコンさんが車に乗り込んだ。向かった先は、「グループ活動」に参加する子どもたちの家々。一軒一軒回り、会場まで送迎するためだ。  「グループ活動」はSYCによる支援の柱のひとつ。ヤングケアラーが集まり、コミュニケーションを図る。学校が終わった夕方に始まり、悩みや不安を打ち明けたり、スタッフと遊んでストレスを解消したり。年齢ごとに三つのグループに分かれ、8~12歳、12~16歳は週1回、16~25歳は月1回のペースで開いている。  「送迎がとても大事。そうでないと子どもたちは集まれない」とナイルさん。ヤングケアラーの家庭では親が仕事などで忙しいことが多く、子どもたちがひとりでバスや路面電車で会場に向かうのは難しい。また、家族の世話を優先するあまり、外出をためらう子どもたちも少なくない。 友達づきあいに苦心、いじめ対象にも  この日は8~12歳の4人が集まり、まずは夕食の時間。「天気がいいから隣の公園で食べよう」とスタッフのビッキー・サンプソンさんが誘った。ベンチにみんなで座り、サンドイッチやお菓子を食べた。屋内に戻った後は、スタッフも加わっていす取りゲームをした。  子どもたちがくつろぎ、打ち解けたころに、今週のテーマ「友人関係」(friendship)について考える時間にはいった。  ヤングケアラーは友達づきあいに苦心し、いじめの対象になることが他の子どもより起こりやすいという。放課後や週末に一緒に遊んだり、友だちの家を訪ねたりすることができず、つきあいが悪いととらえられてしまう。  二つのグループに分かれ、「良い友達」「悪い友達」の例を大きな紙に書き出した。  「悪い友達って?」「嫌がらせをする」「協力できない」 写真・図版 シェフィールド・ヤングケアラーズ(SYC)のグループ活動。「友達」について考えた内容を紙にまとめた=2023年6月14日、英中部シェフィールド、SYC提供  「良い友達」には「親切」「信頼できる」「困ったときに支える」などの事例があがった。冗談を言いあって笑ったり、床に寝転んだりと、終始リラックスした雰囲気で進んだ。  テーマは毎回変わり、アイデンティティー、健康、安全など様々。学びながら、ヤングケアラーとして抱える課題や不安の解決につなげる狙いがある。  グループ活動の最後に、この日の集まりで楽しかったことや学んだこと、グループ活動へのリクエストを記入し、午後7時に解散。スタッフが子どもたちを自宅に送り届けた。  「グループ活動」は年間で合計150回ほど行っている。2022年度には約100人のヤングケアラーが参加した。 「一人じゃない」と伝え よりどころに  「グループ活動」に参加する前には、スタッフがヤングケアラーと数回、個人面談を行っている。「一人じゃないよ。君を支える人がいる」と伝え、SYCをよりどころにしてもらうのが最大の狙いだ。  子どもの権利には「教育」「… この記事は有料記事です。残り1285文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

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